1億総活躍プランって不信感しか生まれない・・・人間はみな誰かの役に立ちたいはず
やっぱりか・・・。消費増税19年10月に再延期のニュースを見て率直に感じました。
あれだけ延期はしないと言っていたのに・・・。今となっては虚しさだけが残ります。
しかも世界経済のリスクを理由にしたことは、違和感が半端ありません。
もともと、だいぶ前から延期が決まっていて、サミットのタイミングで決めることになってたんでしょうね。
1億総活躍プランってインチキ全開だと思う
お年寄りが生活する施設で働く人の給料を月平均1万円上げるそうです。
だからと言ってこれから需要が増え、くいっぱぐれることはないという理由で介護の仕事を絶対に選択してはいけません。
これから実に1000万人いる団塊の世代が介護が必要になる年代になるからです。
人の数が足りなくなって、仕事量的に1万円では割りが合わないことは間違いないし、いずれ外国人を受け入れるか、人の数をぎりぎりにして給料を抑えていく方法が取られることが容易に想像できます。
介護の仕事は人間しかできない、温かみのあるかけがえのない仕事だと思います。人に喜んでもらうことが本当の仕事とするなら、これ以上に尊い仕事はありません。だからこそ人の支えになりたいとか、喜んでもらえることが自分が一番うれしいと感じることができる人がするべきだと思います。
もう一つ保育園の先生の給料も月平均6,000円アップするそうですが・・・。ただでさえ激務で安いと言われている賃金に6,000円増えただけでは、子どもの数が増えて忙しくなることを考えると、不満がたまって辞める人が増えることが明白です。
あと預ける側に立ってみると、保育園を増やしたところで、小さい子どもを抱えたお母さんが、夕方から子どもをひき取って、家事をする…かなり激務ですよね。
後々は配偶者控除を廃止し、税金を納めてもらうくらいにフル回転してもらうもくろみでしょう。働く側にとってみたら忙しくなったのに、配偶者控除がなくなったおかげでパートで扶養内で働いていた方が、使えるお金がたくさんあったという状況もあり得るわけです。これまた不満がたまること間違いない。
匿名で『活躍できねーじゃねーか』って、騒いでたおねえさんは間違いなく、今度は『忙しいのにあんまり金もらえねーじゃねーか』って、文句言ってますよ。たぶん。
配偶者控除の制度を存続させると、社会保障を維持できないと今のうちに詳しく国民に説明したほうがいいと思います。
求められるのは共感と共有そして支えあい
ドラッカーが2030年には会社がなくなるといったのは、うなづけます。NPO等の活動が求められる時代だと感じます。
たとえば、保育園と介護の問題で言えば、ある程度生活にゆとりがあって識別のある老人にボランティアで、保育をしてもらう仕組みを作るとか。仕組みづくりはNPO主体ですればいいわけです。
時間をもて余している人がいたとすれば、人のためになることはきっと本人の喜びと生き甲斐になります。老人が生き生きとすれば、医療費削減に繋がり、介護が必要となる年齢も後ろに下げられるかもしれません。
もちろんいろいろ問題はおこるでしょうけど、予算がないなかで今回の保育と介護の職員の給料をあげるというよう無謀なものよりは、ましだと思います。
あと1億総括躍プランというならば、適材適所に人を配置する思考が必要ではないでしょうか。老人が力仕事をすることは非効率だし、小さい子どもがいる女性は長時間の労働はできませんから。
この危機的な状況を打破するには共感・共有でき、そして例え苦労が伴ったとしても、人のためなら一人一人が必死になって支えあえる社会にするほかないのではないでしょうか。
年金をあてにして大丈夫でしょうか?あてにしないで大丈夫にすれば安心です
年金っていくらもらえるの
老後の不安に関する記事を最近いろいろなメディアでみかけます。
世代によってとらえ方はまちまちで、若者20~30代では半数近い人が年金にも加入していません。保険料を払ってもわずかしかもらえないと考えている人もかなりいるようです。
25年間払わないともらえなかった年金ですが、2015年の法改正で10年間で受給できることになりました。もらえるハードルもかなり低くなりました。
もらえる金額については下記のサイトで簡単にはじき出すことができます。
会社に雇用された経験がなく生涯国民年金を40年払った人の場合、年間80万
(月7万くらい)の年金を受け取ることができます。
65歳から85歳までの20年間受け取ったとして、20×80万の1600万円。
払った金額は、15,000円×12カ月×40年の720万円。
わずかしかもらえないというのは、年金が破綻てもらえないという意味でとらえているのかどうかよくわかりませんが、今の段階では収める額に対してもらえる割合は倍近くになっています。月7万円では、とても暮らしていけないですけどね。
会社員で厚生年金にも加入している人は、国民年金とは別にもらえます。
生涯平均年収400万で38年間収めた人の場合年間で80万円程度。国民年金部分とあわせて年間160万円。これくらいあれば住むところがあり、生活レベルを下げれば暮らしていけるかなという印象を受けます。
所得代替率
年金受給額が現役時代の平均手取り額の何%に相当するかを示す割合を所得代替率と言います。現在の我が国の所得代替率60%程度と言われています。つまり、現在30万の手取りの方が、65歳時に年金をもらえる額はその60%の18万円です。
経済協力開発機構(OECD)は2045年にこの所得代替率が50%になると予測しています。先ほどの現役時代に手取り30万円だった人だと、月15万円です。
これは厚生年金(会社に属している)に加入している人の場合で、国民年金のみの場合は30数%という代替率です。
生涯現役で働きますか?いまから収入をあげる方法を模索しますか?
それとも生活のレベルを下げますか?
戦略的に考えると、生活のレベルを下げながら、収入増の方法を探る。これしかないと感じます。
収入をあげるといっても、正直難しい世の中ですが・・・。サラリーマンの副業率が5割をこえているというのもうなづけます。収入の門戸を広げる方が可能性が高いですよね。
生活のレベルを下げることは本当に不幸なのか
生活のレベルを下げると聞くと、とても不幸なイメージを抱きますが、実際はそうでもないのかと思い始めています。
年収200万なくても幸せに生きている人はいます。
今はそんなにひどい状況でもないので、人の目を気にして年収200万の生活が悲惨なようにみえます。けれどよく考えるともっと、悲惨なのは収入が激減しても生活のレベルを下げられず、借金をしていくことです。麻薬中毒と一緒ですよ。
生活のレベルを下げておけば、どんなに収入が少なくなっても、そんなもんだと不幸だと思う気持ちが和らぎます。
収入が減らなくても、生活のレベルを下げる準備をすることが、幸せを感じるために要なことかもしれません。
年金は本当にあてになりません。もらえる時期も70歳以降になる可能性があるし、現に今の給付水準でもらえたとして、物価の上昇と、消費増税を考えればそのままでいて生活は今よりよくはならないでしょう。今ぎりぎりの生活を送っているなら、ジリ貧確定なわけです。
年金をあてにせず生活のレベルを下げながら収入増の方法を探ることがこれからの時代を生きていくうえで賢い戦略ではないでしょうか。
あとは生涯現役で働けるように健康に留意することが究極のリスクヘッジだと思います。
誰にも未来はわからない!それは間違っている!?大切なのは根拠ですよ
それは間違っている・・・の根拠を知りたい
身近な人に、なににつけてもとにかく「それは違う」というのが口癖の人がいます。
悪い人ではないけど、それが口癖になっている感じ。
一方的に批判してくるし、立場が上の人だからとりあえず聞いておいたけど。たちが悪いことに根拠がない。
「自分はこういう理由でそうならないと思うから、自分はこうしようと思っている。でもあなたの言うこともあり得るから、そうなったときのことも考えておきます、ありがとうございます。」と言えればいいんだけどね。言えないね。
何が正解か本気でわからなくないですか?大切なのは根拠
何が正解かわからない時代だから、大事なのはなぜそう考えているかという根拠なんですけどね。
どんな人の意見であれ、根拠がしっかりとあるのなら、聞く価値が十分にあると思います。その根拠を聞くことによって自分がその意見にピント来ない理由がはっきりするし、自分の持っている考えに確信を持つことができるきっかけになるかもしれません。
理由がない、根拠がないのに頭ごなしに決めつける人は遠ざけた方がいいです。無意識のうちに自分にもしみついてくるから。
環境って本当に大切だと感じるこの頃。
大前研一さんの視点は、とても参考になるので毎回ブログ更新は欠かさず見ています。
この方本当にしっかりとした根拠を話してくれる。
http://www.lt-empower.com/ohmae_blog/viewpoint/1538.php
これを見るだけで、新聞だけを見てるよりはっきりと今の日本の企業の状況がわかるんです。
新聞記者より明らかに大前研一さんの方が洞察力あるし。
そういえば、三菱自動車の社長、三菱重工の元社長の息子さんなんですね・・・。三菱グループが心配です。
立場に関係なく合理的な意見を言い合える組織以外淘汰されること必然です。
シャープが鴻海に買収されたのは良かったかもしれない。 それを目の当たりにできる日もそう遠くないかもしれません。
あいつは使えない…人のこと言ってる場合じゃない
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仕事でかかわりのある50代の営業マンと話した時のこと。
この人本当にうだつが上がらなくて、いろんなことが後手後手だし、売る力もなければ、クレーム対応力もない。
悪い言い方をすれば「こいつに言っても仕方ないか」と、明らめの感情がわいてくるような感じ。
そんな彼が(年上に彼というのも失礼な話だけど・・・)この間にめちゃくちゃいきいきとした表情を見せたのです。
iPhone6を持っていたので、どんなことに使っているか聞いた時のこと。
「ハードロックを聞きます。」って、まってましたとばかりに、饒舌なトークが始まった。
「休みの日はギター弾いているんですよね」って、聞いてないけどね。
相当な腕前っぽい。悩みがあるというので、聞いてみるといろいろマニアックなことを言いだした。
ギターをアドリブで弾く時に、自分のオリジナリティーを出せないことで壁にぶち当たって悩んでいるそうだ。
仕事では、オリジナリティーどころか、基本的な営業もできないのに、趣味では、基本的な領域を越えてオリジナリティーを出すことに挑戦してるんですよ、この人は。
いきいきしている姿を見てなんだかうれしくなった。こんな50代素敵とさえ思えた。
それと同時に頭をよぎったのです。
「彼は実はものすごい戦略的に営業を行っているのかもしれない。」
見込みがないところには、いけてない営業マンを演じ、あきらめレベルの感情を抱かせ、時間をかけないようにして定時で帰り趣味のギターに没頭する。
しかもギターにとことん熱中して、人に教えられるようになれば、定年後も飯が食えるし。彼がそこまで考えているかどうかは定かではありませんが。
営業もできない、ITにも疎い(推測です)定年後の彼がいきいきとする方法っていたらこの道を追求することが一番だと感じたのです。
外国人労働者が増えたり機械化とか、誰でもできる力仕事に定年後のおじさんを雇わないだろうし・・・。
定年まで無事に勤めあげられる大手企業に勤めている方は、こんな生き方もありだなあと感じたのです。定年までいられるのならですけど・・・。
あと大手に勤めていても、忙しくて私生活が全くエンジョイできない人もたくさんいるでしょうが。
いずれにせよ人のことをあーだ、こうだと言っている場合じゃないなと思いました。
結局多くの人が自分の行く末が不安だから、人のことをあーだ、こうだと批判する。
自分がいきいきとできる時間を長くすること。このことがとても重要で唯一不安を和らげる方法ではないでしょうか。
極論を言えばいきいきと熱中できることしか価値を生まなくなると感じています。
物はもうそんなにいらないし、機械が進化していて知識やノウハウもググればすぐいろんなことがわかるからです。
機械ができることが増えていて、物がいらなくなってくる=(イコール)心底に好きなことを追求しないと価値を埋めない。
価値を生むものは情報とか、共感できることとかだと思います。
物ではない。物であったとしても、今以上の量はいらないことは間違いない。
車も家も売れなくなる一方でしょう。
仕事だからっていやいややっていたことが、仕事として成り立たなくなってくる日は近いのかもしれません。
めちゃくちゃ共感↓
何度も書いていることだけど、死ぬまで働く時代だからこそ、好きなことを仕事にすべきですよ。わかりきってますね。死ぬまでしんどい顔して働くなんて、最悪じゃないですか。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年4月20日
10年後には75歳まで働くということが常識になっているかもしれませんよ。