生活レベルを下げないといけない現実にどうむきあうか
過去一年間で貯蓄していない世帯が増加しているという報告が、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(平成27年調査結果)で公表されました。
去1年間に貯蓄していない世帯が増
■二人以上世帯の過去1年間の貯蓄状況
貯蓄した 貯蓄を全くしなかった 平均貯蓄率(注) 2011年 65.4% 29.0% 9% 2012年 65.1% 29.5% 9% 2013年 65.7% 28.9% 9% 2014年 64.5% 30.4% 9% 2015年 64.6% 30.6% 9%(注)平均貯蓄率とは、貯蓄しなかった世帯含む年間手取り収入に占める貯蓄割合
資料 日本FP協会
驚くことは金融資産をまったく保有していない世代が3割いるという事実。
金融資産を保有していない世帯の割合を確認すると、二人以上世帯では2013年にはじめて30%を超え、2015年には30.9%(前回30.4%)となっており、緩やかな増加となっています。
グラフ中の二重破線はデータが不連続となっている時期を示します(以下、同じ)。
■金融資産非保有世帯比率(全体)
単身世帯をみてみると、金融資産を保有していない世帯は前回より8.9%増加して47.6%となっています。特に20代においては、62.6%(前回47.4%)と15.2%の大幅な増加となっています。資料 日本FP協会
二人以上の世帯で金融資産を保有している平均金額は1800万円になっているようで、格差が拡大しているという状況が鮮明です。
この平均付近にいない世帯は、何かを変えていくしかない事実にそろそろ目を向けなくてはいけません。
老後に不安を感じている人の割合は8割といいます。それでも貯金をしていない世帯は3割にも上ります。生活レベルも落とせない生活設計のめどが立たないというジレンマの現状でしょう。
自分が感じていることです。独り言。
生活のスタイルを変える、価値観を変える。
住む場所。固定費を下げる。
収入の入り口を増やす。個人ブランディングの知識。
生活レベルを落として我慢するだけの生活が嫌なら、生活レベルを落として楽しむ方法を追求しながら、収入の入り口を増やす活動に取り組むしかない。
それが行き着いた答えなのです。