安らぎを求めて家を買う前に、住みたい場所と送りたい生活スタイルを考えてみる。
住みたい家と場所の理想が誰にだってあるのではないでしょうか。
何千万円もする新築の住宅に、何十年のローンを組んで買うことにまったく興味がわきません。
なぜかというと、まず写真のような住まいにワクワクしない。
大好きな女性と楽しい生活が送れるなら、めちゃくちゃワクワクしますよ絶対。
安らぎを求めて家をローンで買うリスク
安らぐ帰る場所が欲しいから、家を買うというのもよく聞きます。
このことを非常に危惧します。安らぎを求める人が、家を買うリスクは非常に高まっていると思うのです。経済が縮小する世の中で、会社で一生懸命に仕事をしたとしましょう。帰ってビールを飲んで、子どもとしゃべって・・・家では安らぎを求めているというのではジリ損になる可能性が高い。
これ自分も楽したいし、認めたくないけど、きっと事実ですよ。オン・オフを使い分けるという考え方も、ジリ損になる時代です。会社の決められた仕事だけをしていても、決して給料は上がりません。
それぐらい危機感を持って生きていく時代だと思うのです。
危機感ばかりを持っていても人生楽しくないはず。だから夢中になってワクワクする必要がある。外から見たらしんどそうでも、やっている本人は楽しくて仕方がないこととかありますよね。
安らぎを求めることは悪いことではないけど、家を買うことによって失意のどん底に落とされることだってありえます。
想像してみてください。ジリ損になる中で、数十年決まった金額を払い続けなければいけないことを。不安ばかりが頭をよぎりながら、ローンを返すためだけに生きていく生活。おしゃれをすることも、おいしいものを食べることも我慢しなければいけないのです。
追い打ちをかけて、金利変動のリスクや2030年には空家が2000万戸に上ることからの不動産下落のリスクがあります。購入して20年も過ぎれば、何らかの補修もしないといけない。
年収1000万以上あるなら話は別ですが、何十年でローンを組むのは、これから本当に危険な時代です。
自分の希望を明確にすることが大事
そもそも何十年ローンを組んで、新築の豪華な家に住むことは本当に自分の希望でしょうか。
自分が送りたい生活スタイルが手に入る場所かどうかも、考えてみる必要があるかもしれません。
自分の希望でなくても、めちゃくちゃ惚れた女性が望んだ場合は、即決しちゃうんでしょうね。仮に破たんして何もかも失っても、それだけ愛せた女性がいた人生にも興味がわきますけど。まあ人ごとです。人の価値観なんていろいろあります。
自分が住みたい場所は、ずばり海が見えるところ。昔から海には縁が深かった。名前も海に関する漢字が含まれてたり、幼いころから父親と一緒に海釣りに出かけました。最近どうやったら住みたい場所での生活が実現できるか頭の中はそればかり。
生活スタイルも含めて住みたい場所を考えると、一緒に住む相手や仕事との折り合いがつかないということもあるでしょう。
もちろん、自分の想いだけを尊重すればよいということではありませんし、自分の想いとは裏腹に、相手の想いをかなえることが必要な場面もありえます。
誰とどこで何をして生きていくか。人生はシンプルに考えると選択することはそんなにたくさんありません。本気になったら、これまで選択肢にもなかったようなことが可能になることもあるはず。
たった一度きりの人生、後悔のないように生きていこうと思います。