予知能力もないのに、ざっくり2016年を占ってみる。
影響を受けた本、神田昌典著『2022年これから10年活躍できる人の条件』を読んだのが2012年でした。
あれから3年が経ちましたが、この本に書かれていることが起きる前触れのようなものをたくさん感じています。
この本の中で2015年は終戦1945年からちょうど70年に当たる年で、大激変が起こる年として位置付けられていました。
実際には、そこまで大きな変化の予兆などを感じることもなく師走を迎えています。日経平均株価も年初の大方の経済学者の予想どおり、2万円前後を推移してきました。
一時ギリシャのユーロ離脱や、中国の経済不況など、株価が大きく下落した面もありましたが、それほどまでには大きな混乱になりませんでした。
しかし一方で、この局面で年金積立金が、10兆程度損失を出しているというようなうわさ話も聞きました。
東芝の利益水増し問題にしても、氷山の一角かもしれません。
何も起こってないように見えるだけなのかもしれない。
仕事柄家電メーカーの営業マンと話をする機会がありますが、海外で作っても利益が出ない商品が大半だそうです。それでも、現地で採用している人間の給料を出すために、生産を止められない現実があるそうです。
建設にしろ人口が少なくなっていくのに、開発をどんどん進めなくてはいけない。
2030年には、2000万戸が空家になるという試算があるのに、家を作り続けているのです。
また販売などの仕組みも大きく変わっていることを実感します。
最近営業マンが特価で出せるという販売商材を持ってきました。それでもネット価格の方が数百円安いのです。
営業マンが足を運んできたがために、経費分ネットより高くなってしまう。安くできないのです。利益はほとんど出ない。
なんのために営業マンがいるのか、合理的な説明ができなくなっているメーカー、販社がたくさんあるように思います。
人を解雇できなくなっているに過ぎないのかもしれません。
世の中の仕組みをスモールに、シンプルにしないといけない時は近い。
どう変わっていくか
2016年は、大きな転機が訪れる予感がします。
- 大手企業の会計問題がいくつか浮上する。
- 株価は2万円を超えられない。
- 衣食住に関して多くの人の価値観がかわる。
どうしていったらいいか考えてみる
株は底値で買うほうが全体の勝率が上がる。家は買わない。買うとすると絶対駅周辺平地のものを買う。リノベーションが今後20年はやる。今だけの気持ちで家を買ってはダメ。35年ローンを組める根拠がなければ、辞めたほうが賢明。
多くの人が70歳まで働かなければいけない現実に気づき、食は少量健康的なものが趣向される。楽しく稼ぐ方法を考える。考えたことを形にできるスキルをみにつける。コミュニケーション能力、プログラミング、語学力、コピーライティングなどなど。新しい価値を創造できるスキルが有効だと思う。
胃が痛くなってきましたが、こんな状況になるかもしれないことを完全否定できるものが何もない。
いずれにしろ誰もが今のままの流れで、いい方向に進むとは思ってないのではないでしょうか。
だから、そろそろ本気で変えないといけないと思うのです。