夢見心地

最近、子どもの頃に好きだったアニメ「ふしぎな島のフローネ」の主題歌が、頭のなかで流れます。この曲を聞いていると、なんともさわやかで、懐かしく夢に満ちた気分になります。

このアニメ、船が座礁して南洋の無人島に漂着した家族が、サバイバル生活を楽しみながら、島からの脱出に向け、困難に不屈の精神で立ち向かうという物語です。

なかでも木の上に家を作ったのは、とても印象的でした。影響を受けて、団塊jr世代の多くの方が、秘密基地をつくって遊んだ経験があるのではないでしょうか。

秘密基地をつくる時に感じた、(つくるというか探すが近いか)ワクワクした感じを、この歌は思い出させてくれます。

アニメのなかで、青い透き通った海の場面がたくさん出てきます。あの海以上にきれいな光景を、若い頃に実際見た記憶があります。

14歳の頃でしょうか。今でもその光景がたまに頭の中でよみがえってきます。海がアニメに出てくるほど、きれいだったかどうかは、定かではありません。まばゆい光のなか、透明な波がおしよせてくる光景を記憶しているのです。それを感じたとき、とても幸せな気持ちになります。あのとき見たから、あんな風に見えたのかもしれません。いつまでもあの光景、あのワクワクした感じを忘れません。

ふしぎな島のフローネ(1) [DVD]